ボーディングスクールとは、アメリカやイギリスなどに存在する伝統のある全寮制の学校のことです。卒業した生徒は、アメリカなどの格式の高い大学に進学することが多いため、大学準備校と呼ばれることもあります。所在する国の子供たちだけではなく、世界中から子供たちが留学してくるため、多様な人種の交流ができることが特徴です。どこのボーディングスクールも広大な敷地と豊かな自然を持ち、文武両道だけではなく芸術面でも身に付くことが多くあります。

それは、競技場やシアターなど、日本の学校では考えられないほどの施設を持っているからです。最初は言語や習慣、文化の壁を感じますが、先生やスタッフたちが熱心にサポートしてくれるため、3ヶ月ほど生活することで、慣れていくことがほとんどです。またキャンパスに看護師やカウンセラーが常駐しているため、安心して寮生活を送ることができるのです。教育面では、ひとクラス10~12人ほどの少人数制を徹底しており、個別に学習の仕方や苦手分野の克服などのサポートが受けられます。

また、自らの個性に気づき、それを伸ばして自立していける力を養うことを最大の目的としているため、日本のような横並びの教育ではなく、世界で通用する力をつけていくことができるのです。日本では少子高齢化が進み、内需はどんどん縮小していきます。そのため、世界の市場で活躍できる人材が必要となってきます。ボーディングスクールは、まさにそのような人材を育てる学校なのです。