全寮制の寄宿舎であるボーディングスクールは、日本の義務教育にあたる中学校から通わせる場合や、高校から入学するケースがあります。いずれの場合も、子どもにとって親元を離れるわけですからストレスがかかることもありますが、それ以上に自立心や規律が身に付きますので、成長にプラスの面が多いと言えるでしょう。ボーディングスクールでは、昼間は学校で勉強し、寮に帰った時は比較的自由に過ごせますが、帰宅時の門限や夕食の時間も決まっていますから、時刻を厳守することが求められます。このため、時間に対しての概念が発達し、社会に出て仕事をした時に遅刻をすることがないように訓練できますので、このような規律の整っているボーディングスクールに通うことは将来的にメリットがあるわけです。
他にもメリットとして、頼れる親が近くにいないため、ほとんど全てのことを自分で考えて行動する必要が出てきます。こうしたことも、他人に頼らず自分の頭で考えるという思考が身に付くことになりますので、大人になった時に役に立ちます。他にも、礼儀作法を身に付けたり、寮で生活する際のルールなどが決められていますから、自然とルールにのっとった生活態度が身に付くようになり、大人になってから困ることがないように教育できます。こうしてボーディングスクールに子どもを通わせることによって、落ち着いた社会人になることが期待できますので、教育方法としては選択肢のひとつです。
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