国際的に活躍できるエリートを育成する場として人気の高いボーディングスクールですが、一般的な学校に比べると学費が高いことでも知られています。ボーディングスクールの学費は、それぞれの学校によって違いますが、安くても日本円で300万円以上、名門と呼ばれるようなところでは1000万円近くかかることも珍しくありません。また学費に加えて必要となることがあるのがガーディアンと呼ばれる現地での身元引受人です。ガーディアンは1年に数回ある長期休暇などの間にお世話になるホームステイ先としての役割や親が出席しなくてはならない学校行事などに代理出席してくれたりと留学生の現地での生活をサポートしてくれるなくてはならない存在です。

学校によってはガーディアン制度がないところもありますが、ヨーロッパ圏のボーディングスクールでは義務付けられていることが多く、その場合、年間で40万円から100万円程度かかります。こうした費用以外に必要となるのが、学校の制服代や施設利用費、節目節目の航空費などです。また学校は寄付金で成り立っているものも多いため、寄付金としていくらか必要となることがあります。これらを合計すると、最低でも一人年間500万円近い実費がかかるといえます。

一般の学校に比べると高額といえますが、学校設備や教師の質、教育カリキュラムの充実度などを考慮すれば、ボーディングスクールにはそれだけの価値があるといえるでしょう。