「ボーディングスクール」とは、主に10代後半の未成年から青年に変わる年頃の子供に対して社会人としてのルール・マナーを学ぶことのできる全寮制学校の事を言います。両親と共に生活していると母親が料理、洗濯、掃除をこなしてしまいそれが当たり前のように感じてしまう幼少時代だが、一成人として社会に出る為には、生活の基礎・社会人として知っておくべき礼儀、またコミュニケーション能力を身に着ける必要があります。親元を離れ集団行動を行う事で、勉学だけでなく生活に必要な様々知識を学ぶことができます。海外の多くの国では18歳から成人とみなされる為、この年頃から親元を離れて暮らす事はけして珍しい事ではありません。

すぐに一人暮らしをさせる事に不安を抱く両親も、このボーディングスクールなら安心して子供を旅だたせる事ができるのではないでしょうか。言わば、独り立ちする為の準備段階のような学校のことです。日本でも、高校・大学で全寮制(ボーディングスクール)を設けているところがあります。特殊学校や選抜スポーツ選手を育てる学校などは、このようなシステムをとることで集団生活から規律を学ばせる事ができるので教師側からしても教育しやすい面があります。

現代社会では、30代~40代になっても親元から離れて暮らしたことが無いという人も少なくありません。親に依存しすぎると社会人としての自立が難しくなりますので、20歳前後の子供をボーディングスクールに通わせる事は子供を自立させるにはいい方法だと言えます。